襠の距離が測れたら、ジッパー側は斜めにゼロスキ
底板側は斜めにスクけど厚み半分くらい。背胴と重なるところは厚み半分くらいの段スキ
圧縮スポンジ芯をきっかけにジッパー側のヘリを返します
スポンジの上にも天襠記載のアール終始、センターなどを写しておきます
背胴を貼り、ジッパーを貼る前に目を打ちます
直線部分、アールの始まりから終わり、アールの終わりからセンターまで
センターから次のアールの始まりなどチェックポイント毎に幾つ目を打ったかスポンジ上に書いておきます
今日はここまでにしましょう
ヘリを返した天、底板に螺子ネンを使いコバから2.5ミリ幅くらいで目打ちを使って目を打っておきます
どこから目打ちを始めても大丈夫ですがぐるっと一周
背胴
天、底板側は潜る分それぞれ6ミリ
襠側はヘリ返し分の7ミリを足した型紙で裁断した革に、四方0.5ミリひかえたボンテックス0.4ミリ厚を貼る
襠側はヘリ返し用のゼロすき、天底板は革の厚み半分くらいなすき加減
襠の型紙を作るために
実際に使う革の厚みで距離を測ります
天板に革を自然にそわせる感じで、アールの始まりと終わり、センターなど天板にある線を襠革裏面に写します
(斜め上から写真を撮っているので天板裏の線と襠に付ける線とでズレているように見えてますね)
今日はここまでとしまよう
年末年始で工房のリフォームをはじめてしまい
年始の教室開始日まで終わらないじゃんという焦りと戦ってますが、なんとか教室が出来るぐらいまで片付けないと…
明けましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いいたします
毎年、年賀状では物作り連載ということで10コマ程度の画像で何かを作ることをやってきましたが
10コマでは到底伝わる訳もなく、無理に作業画像を省略せず今年から続きはブログにて書かせていただきます
今回は手のひらサイズのジッパーボックスです
下画像の上にあるのが基準となる型紙で天板、底板共通の型紙です
例えば100×60の仕上がりで作る場合は99×59
基準型に革を巻いて(ヘリ返して)仕立てる場合、革の厚みを考慮して四方0.5ミリ
二辺で考えたら1ミリ引いた寸法で型紙は作ります
画像左はボンテックス0.4ミリ厚を基準型で4枚
縦横センターライン、アールの始終、背胴の位置も書いておく
画像中は盛上げ芯として基準型より4ミリ小さいコラビアン1ミリ厚を2枚
縦横センターライン書く
画像右は基準型より7ミリ大きい表革となる革2枚
縦横センターライン書く
コバは基準型で用意したボンテックスにヘリ返しをして貼るのでコバすきをしておきます
コバすきは深さ17ミリくらいから先端がゼロ厚ちかくになるように斜めにゼロすき
ボンテックス0.4ミリ厚基準型で4枚作った内の2枚を使います
センターを合わせてコラビアンを貼り、盛り上げ芯となるように表革も貼ります
コラビアンはボンテックスと革で挟み込んでる感じで表革側からツノベラを使いくっきりコラビアンの当たりを出しておきます
天板と底板同作業
今回手のひらサイズなので角のr15と小さいですから、表革のヘリ返し部分はギザギザにカットしておくと良いです
おもりの台座と角のアールが揃っているのでやりやすいのですが、ボンテックスをきっかけに丸ぎりで倒していきます
糊を使って貼ってくださいね
今日はここまでとしましょう