包丁やコテの柄は鶯谷の職人さんにお願いしておりましたが、10年程前にご引退され、当時は困り果てたもんです。
とは言っても柄がないと使いにくいので、黒檀で自分の包丁の柄を作ったのがはじまりでした。
実際に使ってみると、しっかりとした柄の重さが刃先にグッと力を入れた時に裁断が安定したのを覚えています。
あれからいろんな作り方、何パターンか柄のデザインも試しましたが、ここ数年はエッジの効いたシンプルなハンドルが私の手には馴染むので、好んでこの形を作っています。
包丁のハンドルには朴の木を挿げて納めさせていただいておりますが
銘木での依頼も多くお時間をいただければ黒檀、黒柿、ジリコテ、スネークウッドなどでも製作は可能です。
料金の目安は下記の通りです。(鋼込み)
黒檀(ebony) ¥15、000ー
黒柿(black persimmon)¥18、000ー
シャム柿(ziricote)¥16,000ー
スネークウッド(snakewood)¥23,000ー
材木があり手が空いていれば10日程で納められますが、現在は2ヶ月ほどみてくだい。順番に一本一本仕立てます。